お家の中で水回りというのは特に汚れや故障が多い場所とされています。
特に水回りの代表である浴室は長く使っていると、必ず劣化したり汚れが目立ってきます。今回はその浴室に入る入り口となる浴室扉のリフォームのお話です。
近年ではユニットバスが全盛期となっていて、浴室扉もユニットバスとセットとなっているケースがほとんどですので、住んでいる方もご自身で選んだという意識のある方は少ないと思います。また浴室のリフォームをするのに商品を選ぶ際も、ほとんどの方が壁や床の種類・色、鏡の大きさ、シャワーの種類、給湯器の種類など見た目と機能にはかなり注視しますが、入り口の扉についてはそこまで重要性を感じないかもしれません。ただこのドアがなければ、お風呂を使う際にとても困ることでしょう。この空気のような存在の浴室扉ですが、交換をしたい・しなくてはいけない理由とはどういったことがあげられるでしょうか。またそれにかかる費用と労力、どこに頼めばいいのかなど詳しく情報をまとめてみました。
風呂ドアを実際に交換した人に聞いた、交換した本当の理由とは?
当サイト、風呂ドア専科を通じて浴室の扉を交換した現場は、年間300件を超えています。
その交換する理由はいろいろありますが、大きく分類すると以下の3つがあげられます。
汚れ・見た目の悪さ
多くの方がお風呂のドアを交換する理由はこちらです。お手入れをしていてもどうしても蓄積していく汚れ。漂白剤や防カビ材でもどうしようもないので、扉が壊れているわけではないけど、見た目の悪さが気になるので交換を決めたという方は本当に多いです。確かにきれいになれば、気分もいいですね。
- 扉のパネル部分がカビで黒ずんでしまっている
- アルミフレームに水垢が蓄積して掃除してもとれない
- パッキンと呼ばれるゴムの部分がカビている
- ガラスや樹脂パネルが全体的に白っぽく変色している
破損・壊れ
毎日使うものだから、どうしても経年劣化はさけられません。浴室の扉の寿命は、中折戸の場合は10~15年ほどといわれています。ドアや引戸はもっと寿命が長く20~30年ほどでしょう。部品交換で済む場合もありますが、ユニットバスの場合はメーカーが代替品を既に出していない場合も多いです。またそうなった場合、どこに交換を頼めばいいのかわからないという声はかなり聞きます。
- 中折戸が2つに分解してしまった
- 樹脂のパネル、もしくはガラスが割れてしまっている
- 折戸の滑車部品が破損してうまく開かなくなった
- 取っ手の部品(握り玉)が壊れてドアが開かない
- 水密ゴムがちぎれて水が脱衣所側に漏れてしまう
扉タイプの変更
扉の開き方を今使っているものとは変えたいというのが最後の理由です。最初から開き方に不便さを感じていたというケースもありますし、途中から家族構成・家族の状況が変わって必要に迫られてドアの種類を変えたいという方もいらっしゃいます。よくあるのは開き幅が大きいドアから、少ない折戸に変更をされる場合です。浴室内のスペースが限られていてドアだと導線が悪い、物が置けないというのはよく聞きます。
- アから折戸、折戸からドアなど今使っているのと違うタイプで交換したい
- お年寄り・障害のある家族の為に扉の開き方を変えたい
- もっと開口を広くしたい
- 開き幅を小さくしたい
どこでお風呂のドアの交換を頼めばいいの?
ユニットバスをお使いの場合は、まずは品物を購入した業者に依頼するかメーカーへ直接交換が可能か、問い合わせをしてみるといいでしょう。お使いのドアにラベルが貼ってあれば、その情報と何年前に設置したかを伝えるようにしてください。もし交換用の扉が売られていればラッキーです。10年以上経っている場合は、おそらくほとんどのメーカーでは代替品を用意していないでしょう。その場合、ユニットバスごと交換することを勧められるかもしれません。そうすると費用は跳ね上がり、工事期間も長くなります。扉だけ新しくなればいいのに・・・と思った方も多いことでしょう。
最初に購入した業者がわからない、お店が無くなってしまった、メーカーや年代もよくわからない場合は皆さんどうしているのでしょうか。よく聞かれるのはわからなかったので、とりあえずホームセンターに聞いてみたという声です。もしかしたらいい提案をしてもらえるかもしれませんが、ホームセンターは自分たちで現地調査や工事をするわけではなく、下請け業者に頼んでいますのでどうしても早急な対応は難しいことが多いようです。また費用も中間マージンが発生するので、高くなってしまう傾向にあります。急いでいるわけではなく、費用も多少高くてもいつも行っているホームセンターで頼みたい、という方はいいでしょうが緊急を要する場合、費用をなるべく抑えたい場合はやはり直接専門業者に依頼するのがいいです。
ただそんな業者知らないので困っている、という方は本当に多いようです。お風呂の扉の交換を専門に紹介している当サイト、風呂ドア専科を運営している長島サッシは街のサッシ屋さんです。サッシ屋とは窓やドアの専門業者です。全国には当社のようなサッシ屋が存在していますのでお近くのサッシ屋さんに依頼するといいでしょう。もちろん風呂ドア専科にご依頼いただければ、素早く安く対応させていただきます。
浴室扉の交換はどのように工事するのでしょうか。
お風呂のドアを交換する場合、多くの方は今の枠を取って新しいものを付けると想像されることと思います。ただ枠を物理的に取ろうとすると、浴室の壁を壊すことになります。これは枠の一部が壁の下に潜り込んでいるためです。仮に壁を壊してとれたとしても、壊してしまった部分はどうやって補修するのでしょうか?これはこれでまたかなりの仕事になるのに加え、きれいに補修できないかもしれません。労力もかなりかかりますので今の枠を取ってしまうというのはリフォームをする上では現実的ではないことが多いのです。
そこで「カバー工法」での工事です。簡単に言えば新しい枠を今の枠の内側にかぶせるようにつける工事方法。
近年リフォーム市場でドアや窓を交換する場合の工法として主流なのはこれです。わかりやすく画像でご説明します。
まずは可動部分である扉本体を外します。この時に、枠の内側についているモヘアとよばれるふさふさな機密材、パッキンゴム、固定部品などを取り外して枠だけの状態にします。
そして新しい枠を、元々の枠の内側にすぽっと入れます。一回り小さいので多少開口が小さくなりますが、数mm~1cm程度ですのでほとんど気になりません。そして新しい枠を固定していきます。この時に垂直・水平を確認しながら取付しますので、元々の枠が多少くるっていても大丈夫です。
ここで新しい扉を枠に取付します。しっかり隙間なく閉まるかどうか確認して、問題なければ仕上げのコーキング処理です。水が脱衣所側に出ていかないように、隙間ができないようにしっかりとやっていきます。
コーキングを仕上げて、扉の閉まり具合を微調整すればもう完成。とここまでの作業でおよそ1~2時間です。このカバー工法はもともとの汚い枠も隠れるし、工事もすぐに終わるのでメリットいっぱいなんです。早く終わるということは、当然工事費も安く済むということなんです。必要ないのにユニットバスごと交換すれば何回も打合せして、工事も1~2週間かかるような工事で精神的ストレスもかかりますし、費用も数十万~へたしたら百万超えることもあります。カバー工法での扉交換ならこんな簡単に新しくできてしまう上に、すべて込み込み費用で8~9万ほどです。
ただしっかりとデメリットも説明させていただきますと、先にも説明しっとおり開口幅が小さくなります。特に下枠は、現在の状況にもよりますが多少今より段差ができる場合が多いです。段差がまるでできないケースもありますので、現地調査の時にしっかり確認いたします。先ほど出てきた画像の例では段差がほぼないラッキーなケースと言えます。たいていの方は多少の段差は気にならないと了承いただいておりますが、お年寄りや小さいお子様がいる方は少し気を付けた方がよいポイントになります。
また最近ではバリアフリーになっている浴室もしばしば見受けられますが、この場合は浴室側と風呂側でほぼフラットになっているのでカバー工法で通常通り工事すると、新しい下枠の厚み分、段差ができることになります。
これが下枠の断面図です。高さでいうと17mmほどです。つまり今お使いのドアもしくは折戸の浴室側と風呂側の段差が17mm以上あれば段差はそれ以上にできない、逆に17mmより小さい場合はその差分、段差ができてしまうということです。
お風呂の扉のタイプにはどのようなものがある?
折戸・中折れ戸
浴室の扉の代表格です。戸建住宅・集合住宅問わず幅広い場所で利用されていています。風呂ドア専科で工事しているタイプとしては実に8割以上が折戸になります。左右扉が2枚あり、中央で山なりに折れて浴室側に開いていきます。スペースが限られている浴室では、この省スペースな開き幅がやはりフィットするので折戸が多いのです。ただ可動する消耗部品が多いため、他の種類より多少壊れやすいという点があります。
ドア・開き戸
折戸の次に使われている割合が多いのがこのドアタイプです。割合広めのお風呂では、使われていることが多いです。開き幅=扉の幅なので、スペースが限られている狭いお風呂内では少し使い勝手が悪くなります。開いたときに物が中に置いてあったら邪魔で開き切らなくなります。また浴室内に入ってドアを閉めるときに、自分の身を少しよけるようにしないと閉められなかったりと弊害が出てきます。折戸に比べて可動する消耗品が少ないので壊れにくいというメリットはありますが、面材が割れたりなどはあり得ます。昔は握り玉と呼ばれる金属の取っ手が多く、さびで固まってしまったなんてことが多くありましたが、リフォーム用のドアは取っ手も錆びづらいアルミが使われています。
2枚引戸
開口が広くとれるという点でメリットがあるタイプ。2枚の扉が交互に引き違いどちらからでも出入りできます。あまりあるタイプではありませんが、開放感が得られるという点で選ばれる方おいらっしゃいます。下の戸車がダメになってしまって開け閉めしにくくなる場合がありますが、部品交換などで修理可能なケースも多いです。
3枚引戸
その名の通り扉が3枚あり、連動して開いていくタイプです。開いた時の開口幅はおおおそ扉2枚分となりますので、車いすの方などでも入りやすいタイプといえます。そのため介護施設などでもよく見かけるタイプです。通常のお宅でも時折使われているのを見かけますが、意外に壊れることが多いようで依頼の数としては2枚引き戸よりも多くなっています。
これ以外にも扉1枚が横の壁にスライドして開く、片引きタイプもあります。このタイプはリフォームがしにくいので別途ご相談ください。
扉のタイプを変えたい場合
先にも取り上げたとおり、交換する理由の大きな一つとして扉のタイプを変えたいというものがありました。ではどれからどれなら交換可能なんでしょうか。以下は可能な組み合わせです。
- ドア → 折戸
- 折戸 → ドア
- 2枚戸→ 3枚戸
- 3枚戸→ 2枚戸
カバー工法ではもともとの枠を取らないので当たり前ですが、現状の幅以上に広くしたり、極端に小さくしたりはできないということです。なのでドアを3枚引き戸にしたりなどはNGとなります。
片引き戸は交換できる可能性もあります。開口幅としては折戸やドアと同じとなるので、少し工夫して追加部材を使えばドア・折戸にできますが、現地調査しないと最終判断は難しいです。別途ご相談ください。参考までですが、当サイトの施工事例集もご覧ください。
かかる費用は?
2022年9月現在の情報ですが、税込み価格で以下のとおりサイトに掲載しております。
ドアへの交換 → 8万5千円
折戸への交換 → 8万円
2枚引き戸への交換 → 11万5千円
3枚引き戸への交換 → 13万円
いずれの工事も工事前に一度お伺いして、採寸・現地確認が必要となります。工事は折戸やドアの場合は1~2時間で完了します。引戸になると半日~1日仕事となります。
ドアだけでも新しくなればお風呂時間が少し楽しくなります。簡単リフォームで新しい生活をご検討ください。
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